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Article: ドッグフードの原材料表示の読み方|最初の5分で見る場所

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ドッグフードの原材料表示の読み方|最初の5分で見る場所

愛犬のそばでドッグフードの袋を手に取り、表示を確認するイメージ

画像はイメージです。

ドッグフードの原材料表示は、「目的と対象年齢→原材料→添加物の用途→成分の数値→分からない点」の順に読むと整理しやすくなります。最初の5分は、すべての名前を覚えるより、何が分かり、何は分からないのかを押さえましょう。

袋の裏には、鶏肉や米のような身近な食材と、見慣れない名前が並んでいます。長い名称を見て、少し身構えてしまうこともありますよね。

原材料欄は使われているもの、成分欄は栄養などの数値を確認する場所です。どちらか一方で決めず、いま手元にある袋や購入予定の商品ページを見ながら、順番に確かめてみてください。

この記事のポイント 👀

✅ 原材料名と成分表示は、役割の違う情報です
✅ 表示順だけで配合率や品質は判断できません
✅ 添加物は名前だけでなく、使う目的も確認します
✅ 不明点はメーカーへ。食事制限は獣医師と相談を


🏷️ 1分目:まず「犬用・目的・対象の成長段階」を見る

主食を探しているなら、最初に「犬用」「総合栄養食」と対象の成長段階を確認します。総合栄養食は、そのフードと水で、表示された成長段階の健康維持に必要な栄養を満たすように作られたものです。

原材料が魅力的に見えても、「一般食」「副食」「おやつ」は用途が異なります。成犬用の表示も、子犬にそのまま使えるという意味ではありません。目的と対象を確かめてから、細かな原材料に進むと迷いにくくなります。

日本のペットフード安全法では、名称、賞味期限、原材料名、原産国名、事業者名・住所の5項目が表示の基本です。公正競争規約では、これに目的や給与方法、成分などの表示も定めています。原材料欄だけで、袋の情報が完結するわけではないのですね。


🔎 2分目:原材料の順番と、括弧の中を確認する

原材料は、原則として添加物を含め、使用したものを表示します。ただし、加工助剤など表示を省略できるものもあります。「載っていないものは、製造工程でも一切使われていない」とまでは言えません。

表示順にも区別があります。ペットフード安全法自体は順番を指定していませんが、公正競争規約では、添加物以外の原材料を重量の割合が多い順に記載する決まりです。農林水産省の表示チェックシートでも、この違いが説明されています。

最初の数項目から主な材料を確認したら、最後まで目を通します。「肉類」「魚介類」のような分類名でまとめる表示も認められているため、括弧内の個別名も手がかりになります。分類名だけでは、動物や魚の種類まで分からない場合があります。

たとえば「鶏肉、米、鶏脂…」という架空の例なら、鶏由来の原料は先頭以外にもあります。一方、順番だけでは、鶏肉が全体の何%か、たんぱく質を何g供給するかは計算できません。これは読み方の例で、実在商品の配合や推奨を示すものではありません。

「肉が先頭だから高品質」「原材料の数が少ないから安心」と結論づけないことも大切です。原材料名からは、消化のしやすさや完成したフード全体の栄養バランスまでは読み取れません。


🌿 3分目:添加物は「何のために使うか」を読む

見慣れない名前があっても、まずは用途を確認しましょう。ビタミンやミネラルなど、栄養を補う目的のものがあります。保存料はカビや細菌などの増殖を抑え、酸化防止剤は油脂などの酸化を抑える役割です。

「酸化防止剤(ミックストコフェロール)」なら、括弧の前が用途、括弧の中が物質名です。ミックストコフェロールやローズマリー抽出物も、酸化防止を目的に使われることがあります。聞き慣れた名前かどうかと、用途は分けて見てみましょう。

「無添加」と書かれていたら、何を添加していないのかを確かめます。「着色料不使用」は、すべての添加物を使っていないという意味ではありません。天然由来かどうか、名前の長さ、原材料欄の長さだけで安全性を決めることもできません。

添加物には使用量などの基準が設けられているものもあり、事業者には安全を確保する責任があります。気になるものは「何の目的で使っていますか」とメーカーに尋ねると、言葉の印象だけで選ばずにすみます。


📊 4分目:成分表示は「以上・以下」と水分をセットで見る

原材料が「何を使ったか」なら、成分表示は「どの成分を、どの範囲で保証するか」を示す情報です。公正競争規約の保証分析値では、たんぱく質と脂質は下限の「以上」、粗繊維・灰分・水分は上限の「以下」で表します。

たとえば「たんぱく質25%以上」は、いつもぴったり25%という意味ではありません。「粗繊維3%以下」も、必ず3%入っているわけではありません。これらは架空の数値で、愛犬に勧める基準ではなく、表示の読み方の例です。

数値の比較では、水分量を見落とさないようにします。ドライとウェットは水分量が違うため、表示のたんぱく質%をそのまま並べても、栄養の濃さを公平には比較できません。水分を除いた状態での比較が必要になるため、詳しく知りたいときはメーカーに確認しましょう。

あわせて、カロリーが100gあたりなのか、1袋あたりなのかを確認します。給与量の目安と単位をそろえると、毎日与える量を考えやすくなります。数値が高いか低いかだけで、愛犬に適しているとは判断しないでください。


📝 5分目:ラベルだけで分からないことを確認する

食物アレルギーなどで避ける食材を獣医師から指示されている場合は、商品名だけで判断せず、原材料の全体を確認します。「肉類」「動物性油脂」など、由来が分からない名称はメーカーに尋ねましょう。

原材料欄に特定の食材名が見当たらなくても、製造時の意図しない混入がないと保証するものではありません。必要に応じて製造管理も確認し、食事制限や療法食の変更は、かかりつけの獣医師と相談してください。

また、「原産国:日本」は、すべての食材が日本産という意味ではありません。原産国は、製品に実質的な変更をもたらす最終加工工程を終えた国を指します。食材の産地が気になる場合は、原産国欄とは別の説明を探します。

問い合わせるときは「この油脂の由来は何ですか」「原料や製品をどのように確認していますか」のように、知りたい点を具体的に。商品名とラベルの写真を用意し、商品ページと手元の表示が違う場合は、変更の有無も確認するとスムーズです。

製造工程を知る手がかりとして、HITOWANでは手作りごはんの製造の様子も紹介しています(2024年公開)。種類や時期で仕様が変わることがあるため、購入する商品自体の最新表示とあわせてご覧ください。


🥣 HITOWANの公式商品ページで、表示を読んでみる

実例として、HITOWANフリーズドライ ビーフの商品詳細を見てみましょう。以下は実物の袋を確認した記録ではなく、2026年10月9日時点の公式商品ページの表示例です。

原材料欄の先頭は牛肉で、その後に牛のグリーントライプ、牛肝臓などが続きます。後半には酸化防止剤として、ミックストコフェロールとローズマリー抽出物も記載されています。先頭だけでなく、用途名まで読む練習になります。

保証成分値には、たんぱく質50.0%以上、水分3.0%以下とあります。これも正確な実測値ではなく保証する範囲です。原産国はニュージーランドですが、この欄だけで全食材の産地までは分かりません。購入時は商品ページと届いた袋の最新表示をご確認ください。


🍀 まとめ:5分で「読めるところ」と「聞きたいこと」を整理

原材料表示を読む目的は、知らない言葉をすべて避けることではありません。目的と成長段階、原材料とその用途、保証分析値を順番に見て、愛犬のごはんを比べる手がかりを増やすことです。

✔ 原材料の順番から、正確な配合率や品質まで決めつけない
✔ 成分の数値は「以上・以下」と水分量を確認する
✔ 由来や食事制限で迷ったら、メーカーや獣医師に相談する

原材料を確認できたら、食べやすさや保存、続ける費用も見ていきましょう。全体の選び方は、ドッグフード選びで最初に見る7つの基準にまとめています。


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・ドッグフードの選び方|迷ったときに最初に見る7つの基準
・HITOWANのこだわり-手作りごはん-

悩みタグ:原材料の読み方/成分表示の見方/フードの選び方

参考資料(最終確認日:2026年10月9日)
・農林水産省「ペットフード安全法 表示チェックシート」(令和8年6月)
・ペットフードの表示に関する公正競争規約・施行規則
・ペットフード公正取引協議会「原材料について」
・ペットフード公正取引協議会「成分(保証分析値)について」
・ペットフード公正取引協議会「添加物について」
・ペットフード公正取引協議会「総合栄養食とライフステージについて」
・WSAVA「Frequently Asked Questions & Myths」
・FDA「“Complete and Balanced” Pet Food」
・HITOWAN「フリーズドライ ビーフ」公式商品ページ